6fc93087.jpgいよいよBOAの開幕。今日ははりきって、なんと午前7時30分に起床! ゆっくりシャワーを済ませ3日間世話になったハンプトンインをあとにする。(なんと市内通話電話代はタダだった!)今晩から我がマーチングワールド社長のエドワード・マーチン(通称:エディー、大和のUSディレクターでもある)とRCC (カリフォルニアのRiverside Community College、今回BOAにゲスト出演) と合流のため、彼らと同じアダムスマークホテルに移動する。ベルデスクに荷物を預け、朝食を済ませたあと(またシナボン!)BOA本部にVIPパスを取りに行く。本部はBOAが開催されるRCAドームと直結しているインディアナ・コンベンションセンターの中にある。ここには巨大な部屋がたくさんあり、出場各バンドの控室やウォームアップ・ルームにもなっており、たっぷりとウォームアップができる。(素晴らしい配慮!)BOAマーケティング・マネージャーのモーガンさんからパスを受け取り、ドーム最上階のプレスボックスへ向かう。ばっちり最前列どまん中の席を確保。プレス席というだけあって、机もコンセントもある。愛用のiBookを持ち込んでセッティング完了。最高の条件! 午前11時15分、最初の高校のショーが始まった。BOA (Bands Of America) は全米で最大の高校マーチングバンド・チャンピオンシップであり、今年で25周年を迎える。今日までの間に各地で数々の地方大会が行われており、今回のグランド・ナショナル・チャンピオンシップ(提供はヤマハ)がその集大成である。だからと言って地方大会を勝ち抜いてこないと、この大会に出れない訳ではない。出たいと思うバンドは、2日間行われる予選には必ず出場できる。(これがアメリカの良いところ!)今回は87団体ものバンドが出場。最終日の準決勝に残れる34団体を目指し、熱戦が繰り広げられる。そしてこれまた最終日の夜に行われる決勝にはこの中から12団体残れる。決勝への進出には人数が多かれ少なかれ同等に審査をされるが、全団体はクラスA、AA、AAAの3つのクラスにも分けられ各チャンピオンも選出される。このクラス分けはバンドの人数ではなく、学校の全校生徒の数で分けられており、Aが600名以下、AAが601〜1149名、AAAが1150以上である。予選1日目の今日は43団体が出場、中でも目を見張ったのがまず午後12時15分からの僕が大ファンであるセンターグローブ高校。(ここを見るために早起きした!)ここは昨年のファイナル第2位の高校で95年にチャンピオンになって以来常に上位入りしている。昨年はアーロンJカーニスの"ニューエラダンス"(僕がクルタパート2で使おうとしていた曲で来年サンタクララがやる)で素晴らしいビジュアルを見せた。(かなり悔しかった!)今年も昨年同様フィールドにシートを敷いている。今年のはフィールドをほぼ全面敷き詰めてしまう程のグレーのもので準備も手際がよい。後ろには鏡のプロップが多数並べられ、緑の人工芝のフィールドが一瞬にして別世界になってしまった。今年の曲はAndrew Boysen, Jr.作曲の"Sherzo and Ovations"でいつものごとく現代的な曲である。ショーはやはりビジュアル面が素晴らしい! プレスボックスでは音の善し悪しはあまり分からないが、それでも今年は音があまり良くないように思えた。しかしドリルデザイナーとしてはまたまた悔しいショーをやられてしまった。BOAではこのようなプロップやシートがやたらとよく使われる。これは、開催場所が毎年同じであることやドームのため風が吹いていないこと、準備の時間(5分位)がたっぷりあることなどが要因となっている。中には信じられないほど巨大なものまであるが、このほとんどが保護者の方々の手作りらしい。保護者の応援が目立つのもBOAならではの特色だ。午後2時から30分の小ブレイク。ブース(いろんなメーカーやドラムコーなどがたくさん出展しており、これも楽しみのひとつ)を見に行こうと下に降りたところ、なんと大スクープ! パールの展示の中に新しい室内用のバッテリーが! スタッフの人に聞いてみたところ、まだカタログもできてないくらいできたてのホヤホヤらしい。スネアは13インチで銅がかなり浅い。日本ではまだ未発表だと思うが、きっとどこかが武道館で使うんだろうななどと思いつつ写真をバチバチ撮っていたところ、「大槻君!」と久々に日本語で呼ぶ声が。振り返ってみるとそこにはいつもお世話になっている小野寺信一さんの姿が。なんとスターオブインディアナのディレクター、ジム・メイソンと一緒だ。(小野寺さんはとても顔が広い)今回、小野寺さんは全日本マーチングバンド連盟とBOAのミーティングのため来られたそうだ。(結局日本から来てたのは小野寺さんと僕のふたりだけだったが)ジム・メイソンを紹介してもらい、シカゴでの"blast"が素晴らしかったことを伝えると、とても喜んで下さった。プレスボックスに戻り再度観戦。全メンバー50名前後と少人数ながらいつも素晴らしいショーを見せるジャクソンアカデミー高校、小さな黄色いステージを多数駆使したビジュアルを見せたウエスタービルノース高校、毎年ジャズを素晴らしく表現するセンタービル高校など20団体程見たところで、小野寺さんと共に夕食に行くことになり、小野寺さんが宿泊されているハイアットリジェンシーホテル最上階のイタリアレストランへ。ここは円形のレストランでインディアナポリスの夜景がとても綺麗だ。(なんと床がゆっくり回っており360度の全景が堪能できた!)めっちゃ美味しいサーモンソテーとワインをごちそうになったあと、良い気分のまま戻ってまた観戦。この日の終了時刻はなんと午後11時30分! 今日見た上でのこの大会の特色を何点か上げてみると、電源が自由に使用できるのでマイク(木管のソロなど)やアンプ、電気楽器(シンセ、エレキギター&ベースなど)が多様されていること、ドームなのでエコー(反響)がすごいこと(太鼓が出過ぎるし、タイミングを合わせるのも困難)ドラムコーに比べバッテリーが少人数なこと、200名以上もいる大バンドが多いためドリルがとても面白いこと、ピットの配置が多種多様なことなどがあげられる。そして午後12時頃ホテルにチェックインしエディーと再会! 夏の大和ツアー以来だったため話が盛り上がり気が付いたら真夜中。iBookを持ち込んだにもかかわらずレポートをほとんど書いてないことを気にしながらも明日に備え床についた。ちなみにエディーと僕のツイン部屋はめっちゃ広くかなりリッチな気分。ようやく怒濤の3日間初日が終了した。Good Night!